2017年07月03日

『 卒業しない通い方? 』

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フリースクール三重シューレには、

いろいろな年齢、いろいろな仲間、いろいろな通い方があります



今日は、ちょっと珍しい大学生のKちゃんを紹介します 


ちなみに上のアジサイの写真はKちゃんが撮ったものです
  


三重シューレが出来た時・・・入会対象年齢は小学1年生から20才までの子ども・若者でした


これは、三重シューレを立ち上げる時、保護者・NPOのメンバーによって、


「子ども」の居場所・学びの場を作りたいと話し合ってきた経緯があります



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( ↑むか〜し、津市の七夕祭りに出店していた時のキャンバス製のメニューです )



出来た当初は、小学生が多かった三重シューレの子どもたちもだんだんと中学高学年になり、

このまま三重シューレで高校の学習をして資格を取りたいという声が出ていました



そこで、通信制代々木高校と連携することになり、

三重シューレで高卒資格を取得する子どもたちが増えてきました


もちろん、フリースクールですので、人数は少ないですが、あえて高卒資格取得しないで利用する子どももいます

・・・必要だと思えば、いつでも高卒資格を取得する方法はありますしね



その後、一度、高校に入学した子どもが、

三重シューレを居場所・学びの場として選んで入会するケースも増えてきました


退学してから来る子もいますが、高校に籍を置きながら、三重シューレに少しずつ慣れてきてから、


代々木高校に編入する人もいます(高校を卒業するためには在籍期間がトータルで36ヶ月以上必要になります)


三重シューレでは、教員免許を持った各教科の講師が7人いて、少人数でじっくり学習しています


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通信制高校の学習をする場合は、19才から始める人もいますので年齢は20才を超える人も多いです

そこで、通信制代々木高校の学習を三重シューレで始めた場合は、在籍年齢は20才に関係なく、

卒業まで在籍できることに話し合って決めました



そのように変更した三重シューレでしたが、

今度は、高認試験の合格後に、三重シューレに入会してくる子がいました


この子が当時18歳だったKちゃんです


Kちゃんは、秋に三重シューレに入会し、翌年の春に大学に進学しました


3月にKちゃんは、三重シューレの退会を決めてお別れパーティーをしたのですが、

なんと翌日、「すいません、このままシューレにいることにしました!」と宣言をしました!
(この時点で20才まで在籍できました)



その後は大学に通いながら、今までのように三重シューレにも時々通っていました


今は、さらに、その1年後に大学を受験し直し、別の大学に通っています


居場所として三重シューレに時々通いながら(授業の少ない日など)、Kちゃんの試行錯誤は続いています



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Kちゃんは・・・


「 中学、高校、大学、社会人と、新しい環境にキッパリ切り替える人がほとんどですが・・・

例えば、シューレに顔を出しながら大学に通う、“徐々に慣らす”、

新しい環境に慣れたら片方を徐々にフェードアウトしていく、これもアリじゃない?

みんなと一緒に大学行かなきゃと思わなくても、居場所に身を置きながら興味があることを見つけてもいいのでは?

これは私の実体験です。」


と言っています。




そして、昨年、このKちゃんから三重シューレの在籍年齢・期間の提案がありました


「通信制高校の学習をしている人は最低でも3年間いられるので、

私のように通信制高校を選択しない場合でも、例えば19歳で入会後、

3年間はいられるようにしてほしい」というものです



いつも私たちは自分たちに関することは民主的な話し合いで決めています


この件は、子どもたち・保護者からの意見を聞いて、理事会を開いて、Kちゃんの提案のように

在籍年齢や期間が変更になりました




フリースクール三重シューレでは、子どもたちそれぞれの心の中の節目や卒業を応援したいと思っています




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( ↑ 三重シューレにいる? 『たなぼん』(キャンバス製)です )






(いしやま)
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2016年09月27日

『 フリースクール三重シューレに通うための給付型奨学金ができました 』



― 「金のハートの奨学金」 ―


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三重シューレは、県内初のフリースクールとして13年前にオープンしました。

オープンの1年前に「NPO法人三重にフリースクールを作る会」を保護者と市民で立ち上げました。

この活動は県内で初めてのことでもあり新聞など各マスコミに大きく取り上げられました。



当時、フリースクールを作る活動はとても注目されていましたが、三重県は移動にとても時間がかかる地域であり、そのためフリースクールを津駅近くに作りたい私たちは高い家賃の工面に途方に暮れていました。


そんな時、奇跡的な出会いによって「三重県遊技業協同組合」様が津駅近くのスペースを助成していただけることになりました。

以来、毎年370万円の家賃相当額を助成していただいています。


その時のことを朝日新聞(全国版)では「フリースクールをパチンコ業界が支援・・・こんな異色の取り合わせによる協力が三重県で始まった」と紹介されています。


三重シューレを応援していただいている個人の方、企業はたくさんいらっしゃいますが、中でも遊技業協同組合様にはこのように活動の土台を支えていただいています。


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また、遊技業協同組合のご担当の方は、よく三重シューレに差し入れを届けてくださいます。

子どもたちとゲームをすることや、いっしょにドラムを叩くこともありました。資金の助成に加えて私たちの活動を近くで暖かく見守ってこられました。



そして、この度、フリースクールでは初の給付型奨学金(返済の必要のないもの)を三重県遊技業協同組合様が作っていただくことになりました!!


今まで経済的な事情で入会を諦められていた小中学生のご家庭が対象になります。

年間6名(初年度4名)を目安にしています。



給付は限られた期間(2年間)にはなりますが、経済的な事情に関係なく誰もが入会できるフリースクールであることは、スタッフ、理事がずっと願ってきたことでとても嬉しく思います。


今まで入会したかったのに・・・

一度見てみたかったけど・・・

など、三重シューレに来ることをためらわれていたご家庭の子どもたちと出会えることを願っています。


もちろん、最終的な入会は、子ども自身が自分の意思で決められるように保護者の方には応援していただきたいと思います。


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詳しくは、HPをご覧ください。
       ↓
 http://www.mienoko.com/aboutus06.html 



三重シューレは在籍している子どもが毎年20名前後のフリースクールですが、これから、もう少し入会できるようにスペースのレイアウトを工夫する予定です。




疑問な点などがございましたらお気軽にお問合せください。






(いしやま)
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2016年05月10日

『 フリースクールもいろいろ 』




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新年度になり・・・・連休も終わり・・・・だんだん普段のペースになってきたことを感じています。

クラス替えのない三重シューレですが・・・春には巣立つ仲間がいて、また少しずつ新しい仲間も増えてきています。


人間関係はそれぞれに影響し合いますので、気がつけば少しずつ変化しているのかも知れません。



・・・OBのけいご君は、仕事が休みになると、三重シューレにボランティアにきて相変わらず好きなことに没頭しています。(会社から仕事の電話がかかってくると、一瞬にして社会人になりますが・・・)

13年前に三重シューレに子ども会員として入会した時から、ずっと好きなことに没頭しています!!!



最近は、けいごくんの新しいコレクションとして、三重シューレに飛び出し坊やの「とび太くん」が登場しました。



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どこかでご覧になった方も多いと思いますが、けいご君はオリジナルを購入し、家と三重シューレに置いています。


このシンプルなデザイン!

真っ黒な瞳!

参りました!!!



しかもこのデザインは、デビュー以来変えていない!とのことです。

デザインセンスに加えて、この思い切りの良さに感服しています。



ただ、このデザインに感動しているのは、今のところ、けいご君といしやまの二人だけですが(笑)



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ところで、もう一つ、この春に登場したもの(キャラクターではありませんが)に・・・
「フリースクール等における在宅支援を含めた個別支援の実践事例報告集」という長〜い名前のものがあります。
   ↓
http://freeschoolnetwork.jp/file/jissenjireihukokusyuu.pdf


これは文部科学省の委託事業として、NPO法人フリースクール全国ネットワークが研究・企画・集約して出したものです。


この本文の「はじめに」には、『本書では、それぞれ独自の活動を行う各地のフリースクール等の実践を、それぞれの場のメンバーひとりに焦点を当てたストーリーを通じて紹介し、そこから「フリースクール等の何が子どもの学びや成長を支えたのか」、「多様性の中にある大切な共通点、理念とはいったい何か」を探っていく試みに挑戦しました。』と書かれています。


最近、「フリースクール」の名前がマスコミに出ることも多くなりましたが、フリースクールには共通点もありますが、異なる部分もたくさんあります。



この報告集には、全国で8つのフリースクールが登場し、フリースクール三重シューレも出ています。

三重シューレの部分の原稿は、いしやまが担当しています。


事例で紹介されることを了解してくれたOGのユキさん、ありがとう!!



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三重シューレでの育ち方、様子、雰囲気、子どもとスタッフの関係・・・それから理念などが伝えられたらうれしいと思っています。





(いしやま)
posted by 三重シューレ at 14:30| Comment(0) | これも みえシューレ